シードマネー
Seed Money from Japanese Society for Gender Studies,the Japanese Psychological Association
【概要】
日本心理学会ジェンダー研究会では,会員の研究活動の支援のため,シードマネー制度を設けています.2011年度より開始し,2023年度にて第13回目を迎えます.
概略は以下の通りです.
1.シードマネーの対象は,日本心理学会ジェンダー研究会会員の研究活動とする.
2.原則として公示は年1回,3月に行い,主にMLを通じて周知する.
3.応募期間は基本的に4月~5月末日までであるが,詳細は事務局(シードマネー担当)
まで 確認してください.
4.シードマネーの金額と助成の対象は、前年度の総会において決定する.なお,会員から
寄付を募り,支援金額に反映させている.
参考までに,2023年度は下記の通りです.
1.募集対象
本研究会会員全員に応募資格があり,本研究会の趣旨に則った研究活動すべてを対象と
します.選考にあたっては,以下の研究活動・対象者を優先しますが,優先対象者でない方
もぜひご応募ください.
①優先する研究活動:多くの研究会員が恩恵を受ける可能性のあるもの
②優先する対象者:大学院生または研究費がついていない非専任の方
(再選も妨げない)
2.助成金額: 10万円
3.募集期間:2023年4月1日~5月31日
(メール添付の場合は日付で確認.郵送の場合は消印有効)
なお、個人の研究活動だけでなく、自主企画等もその支援の対象となります。
【受賞者一覧】
<第1回>2011年度
●田原歩美さん:『腐女子のセクシュアリティに関する研究-性的自己決定に焦点をあてて
-』
●武知優子さん:『職業的音楽家をめざしてきた若者の語りにみるジェンダー』
<第2回>2012年度
●滑田明暢さん:『家庭内役割の実践における心理的調整過程の記述-性別役割分業意識と夫
婦間の相互作用との関連に焦点を当てて-』
<第3回>2013年度
●増井秀樹さん:『妊娠期から授乳期における父親の関わり方-身体的差異に注目して-』
<第4回>2014年度
●水澤 慶緒里さん:『過剰適応傾向者が堅持する女性像,男性像とは?―質問紙と投映法を用
いて』
<第6回>2016年度
●原 健之さん:『ワーク・ファミリー・エンリッチメントの効果と性役割観―乳幼児をもつ
父母の葛藤に焦点をあてて―』
<第8回>2018年度
●町田奈緒士さん:『トランスジェンダーを生きる体験に伴われる「当事者」の実感について
の探究』
<第10回>2020年度
●薛 小凡さん:『「女性が用いるジェンダー表現に関する社会言語学的研究-自称詞・対称
<第11回>2021年度
●塚原久美さん:『中絶にまつわる意思決定支援とカウンセリングの方法の探索』
【シードマネー募集要項】